2010年2月25日木曜日

東京芸術大学



叔母の高校時代の練習(録音)を再生 (録画は2年前の6月)


また久しぶりに北京の社長に電話した。去年北京師範大学広告学科を卒業した長女が今、東京藝術大学映像芸術研究科(脚本専攻)の三次試験で合格待ちなのだそうな。東京芸大の映像研究科修士課程には外国人特別入試は無く、日本人も外国人も一律に同じ試験を受けるようになっている。社長の娘は小・中学校を日本で過ごし、日本人と同じ学校に通っていたそうで、日本語能力は日本人に引けを取らないレベルの様だ。針の穴を通るより難しい東京芸大の二次試験を通過して、社長が今までに無く興奮している。3月2日に最終合格発表があるそうで、こちらまで「すごいすごい」と興奮させられ。私には芸術が何であるかは分からないけれども、所謂一流の芸術家と会ってみて思うのは、その人の作品を見るだけ、或いは聞くだけで、勝手に人生が良い方向に変わるということか。技能だけを見ても分からない力と言えば良いかそもそも技能がどうなのか素人の私には分からないけれども、ともかくレベルの高い芸術には、無条件に人を良い方向へ導く力が詰まっていると思う。

私の母の妹は、東京藝術大学を二度受験し失敗したことがある。結局国立音楽大学へ進学してそのまま潰れてしまったけれど、高校時代には声楽の全国大会で二位になっていたとか。高校の時にそんなに上手かったのかと言うと、このテープの録音を本人に聞かせたら、「声を震わせ過ぎよね」といちゃもんを付けていた。やっぱり叔母は小さくまとまり過ぎていたか実力が無かったか。北京の社長も「(審査員の)好みもあるけど(入試では)将来性を見るからね」と言っていた。自分の娘には将来性があるんだと自負している様で、以前の「こんな親を持ったら子供は幸せでしょ?」の台詞にも、高価な自宅の映画投影機にも娘への愛情が存分に感じられ。人から無条件に好かれる能力があり、しかも人を無条件に幸せにする能力がある社長を見れば、確かにあのおやじの娘だったら凄いだろうな~と思わせる物はある。

東京芸大の教授(フルート奏者)に私の親戚がいるんですよ~、と言ったら、「reechoちゃんは大学院へ行かないの?」と聞く。「大学の先生から推薦状を貰っているけどお金が無いから無理」と言ったら、「もう30過ぎなんだから行く必要無いよねぇ~」と凹むお返事。だったら初めから聞くなっちゅの(怒)。やっぱり自慢ばかりで人を凹ます人なのである。芸術なんてどうでも良いから無条件に人を不幸にする人間にならないように頑張ろう(憤)。