2011年4月27日水曜日

八田與一記念公園

お前ら、経済成長と世界制覇の為に搾取を続けて来たんだから、経済成長と世界制覇の為に自ら滅びろ、みたいな、どこからそんな指令が下るのやら、自業自得の道理として全体責任制で全員死刑、とか突然宣告されても納得出来ないね。歴史認識が甘かったとは思うけれども、世の中はシビアだった。

考えて見れば日本は、搾取と殺戮の歴史を軽視し過ぎて来た様に思う。搾取されたり殺戮された人の気持ちを考えずに悠々自適の生活を送る人に、「自業自得」など有り得ないと思わされて来たし~~。

去年墓前祭の前日にお世話になった台湾人女性の弟さんから、昨日書留の手紙が届いた。来るなら僕に連絡下さい、とか書かれている。名詞には「八田牧場」、今年の5月8日から八田與一記念公園がOPENするらしい。その辺りに牧場でも造ったのかな。

まんが人物伝世界文化遺産登録推進HP八田與一芸術文化基金会
台湾人が勝手に喜ぶのは良いけれども、植民支配した日本人が満足するのは滑稽だからやめた方が良いんじゃないかと思った。どう転んでも全体責任制で全員死刑の実態は変えられず、浮かれた行動を取るのは迷惑ではないのか、と……。良いことをしたから報われる、とか思い上がってはいけないと思うんだよね、やっぱり。

赤堀信一宅の紹介あり@台北ナビ←4月28日追加 
一年前はこんなでした(右は説明中の郭女史) & 赤堀宅前にて私
地面には沢山のおじぎ草(手は郭女史)

2011年4月23日土曜日

A級戦犯

2004年に公開された映画「東京原発」のクリップをYouTubeで見て驚いた。コメントを見て更に驚いた。何でこんなものが世の中にあるのか、原発を造らせた権力者を呪いたくなった。著作権は気になるけれどもコメントをコピペ。

東海地震87%のど真ん中に原発動かす狂気な国は世界中さがして­も日本だけでしょう。原発は戦後CIAのスパイとしてポダムの名­で働いた「正力松太郎」と売国奴「中曽根康弘」によって国民の議­論や同意なくしてあっという間に建設された。

日本は原子炉を設計していない。特許は米国やフランス企業の古い­ものを高額で買わされているだけ。はっきり言ってリッチなユダヤ­やアメリカの軍需産業の実験場でしかない。日本列島は原発=核開­発と実験を行う米軍基地の使い捨てというポジショニングだ。地獄は広島長崎で終わったわけじゃない。


Wikipediaによれば正力松太郎は確かにA級戦犯で、巣鴨プリズン出獄後はCIAの意向に従って行動していたらしく、なんとそれが原子力委員会の初代委員長&初代科学技術庁長官である。アメリカとユダヤ資本が主導しているから原子力発電所が無くなることは有り得ないらしい。日本の無力さに驚嘆……。原発の温存にアメリカ&ユダヤの力が働いているとすれば、もう日本人が打つ手は無いのではないかと思う。後ろで操っている人間がヤクザ過ぎて、にっちもさっちも行かないんじゃないの??

舞妓はん

舞妓さんが無給で働かされているとは知らなかった。あの真っ白い顔は、電気の無い夜に顔が良く見える様にさせる為だったそうで、電気で煌々と照らされた現在の宴会場に、あの真っ白いお化粧は派手過ぎて下品と言うか、慎ましさに欠ける。もう一度電気の無い夜に戻ったら、少しは舞妓さんが風流に上品に見えるのでは無いかと思った。

舞妓さんには給料無し、お小遣い(1カ月1~2万円程度)はお母さんから貰うそうだ。叶明(かのあき)さんも言っているけれど、朝9時起き10時から稽古、3時から準備して6時から宴会で0-1時に仕事が終わり、寝るのは3時くらい、舞の稽古が大変だそうな。その地獄に耐える忍耐力は一体どこから来るのだろうか、高卒は逃げ道になると見られ(from医師のHP)宮川町では通常5年半前後、祇園甲部では7年の義務期間があり、途中で辞めると違約金数百万円を請求されることもあるらしい。年季が残っていれば自前(独立してマンションに住む等)にはなれないとか。売れっ子なら独立すれば費用は自前でもそれなりに儲かるのか、祇園のことを読むと、舞妓さんが芸妓になる際に自前の髪結いから鬘にするのは、毎日客と遊んでも髪型を気にしなくて済むからではないかと思った。

女版相撲部屋と言ったところだろうか、前出の医師のHPにも書かれているけれども、団体行動が苦手とか学校生活程度がきちんと送れない人間が成れる筈が無く、たおやかに見える舞妓さんの強さはただごとでは無いと思った。こんな劣悪な環境で生きられる人ってば不気味なほど強靭っぽく、24時間365日拘束されっ放し脅迫されっ放しみたいで、ひ弱な人間など近付ける場所では無い。
仕込み体験@しげ森リンク集
元舞妓はん2chの体験談・なんとお座敷遊びは一回につき100万円も掛かるらしい。H21年名簿ブログ

日本の風俗産業も凄いけれども、最近は中国でも裏では文革前の中国に戻るかの如く活発に女性が買われ始めているらしい。元々中国人は、日本人以上に激しく遊ぶ。どうでも良いけど、映画「千と千鶴の神隠し」は、小学生の少女が性風俗産業で働かされる話だったそうな。⇒
「今の世界として描くには何がいちばんふさわしいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。日本はすべて風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか、」とか監督が語っていたらしい。日本社会ってそんなに凄いのか~。
となりのトトロの都市伝説は、紛らわしい名前を付けるから問題になるのだと思わされたり。
話が飛び過ぎたけれども、裏を知ったら恐くて近付けなくなる物が世の中には一杯あるんだと思った。

2011年4月20日水曜日

口出し

日経ビジネスONLINEで、記事が現れる前にFlash広告が表示されるのだが、その上に出た名言がこれ。

我々ができることは何か。被災者・被災地域のバックアップです。その時に「ああしよう」「こうすべきだ」などと言ってはいけません。それはおこがましい。横から口を出すのではなく、全力で後押しすることです。

堀場 雅夫 堀場製作所最高顧問



ということで、これが日本の教育の原点なのかな~と思った。幼い頃から盲目的服従を強制され続けていれば、自分で方針を立てなさいとか意見を出しなさいと言われた時に、出来なくなっている。ただひたすら上の指示に従い続ければ良い、雰囲気に合わせていれば良いと言う習慣が、日本自体を貶めている筈なのだけれど。日本で求められることは盲目的服従だけであって、それ以外ではあり得ない。組織内の「盲目的服従精神」と「和」を乱す横からの口出しは「おこがましい」。生意気な口を利くなら辞めて下さい、である。日本で意見したら終わりだから、意見せず順調に上に立った人に意見を求めようとしてはいけないのである。

世界中から日本の盲目的服従精神が絶賛されている最中に、こんな批判を書くのは不謹慎だと思うけれど、今の日本では、口を出したらその瞬間に、組織内での人生が終わりである。死なずに生き続けて来た現在のトップに文句を言うのはそれ自体が間違いですから~~。既に死んでしまった自分に、なんまいだぶホーレンソー。

2011年4月17日日曜日

ChinaGossips

日経ビジネスONLINEで、福島香織さんの中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップスが面白い。登録して是非ご一読下さい。

2011年3月30日「ならば、中国の原発は安全なのか」より
確かに、手抜き工事が当たり前の中国で原発を造るなんて「安全なわけがないじゃないか」である。中国の記者ら曰く、 もし事故が発生すれば、おそらく報道統制で隠ぺいされ、何が起きたかさえ、周辺の農村の農民は知らず生活し、数年後か十数年後に発がん率が異様に高い村が出現するのだろう、と。「中国は広いので、その事故に自分たちが巻き込まれる可能性は低いかもしれないけれども」
 それを聞くと、怖いのは原発自体ではなく、それに向き合う人間の性根と責任感ではないかと思う。果たしてこんな複雑で厄介な代物にきちんと向き合える資質を備えた人間を今の中国は育成できるのだろうか。中国に原発大国、原発技術輸出国となってもらうのは、やはりかなり当分先であってほしい。

に全く同感、現在の日本に対してもそう思うreechoである。原発を作れるならいくらでも出すよ、と政府が女性金をじゃんじゃん出し、「放射能は安全です」と言い続けるのがひたすら不気味なのだが。広島でも長崎でも原爆が投下された場所でずっと人が生き続けて来てしまい。そこで取れた農産物・海産物を食べながら確かに癌患者は増え続けたけれども、放射能の危険性を考えて移住した人は多くなかった筈で。もしや、これが災いして「認識の甘さ」が日本で蔓延したのではないか、と不謹慎なことを考えてしまった。

実は、reechoの曽祖父も元東京電力の社員で、東電の社員として台湾に渡り、ダムの建設に携わったらしい。初代社長の下で働いていたそうだけれども、初代社長はそんなに汚い人ではなかったとか。美しく保つのがどれだけ大変で、腐るのがどれだけ簡単か。一度腐ったら終わりだ、とreechoに対して思う人も多いんじゃないかと思いつつ。

はたまたチャイナ・ゴシップス2011年4月6日「台湾から義援金100億円、どう受け止めるか」より。
 私が常々感じるところでは、台湾人の旧宗主国の日本に対する不思議なほどに濃い親愛の情の表明は、中国による併呑への恐れと裏表の関係にある。信じられないような額の義援金は日本との絆を強化することで、馬英九政権下の中国傾斜に歯止めをかけたい台湾人民意の表れではないだろうか。
というくだり、同感だ。
 少なくとも日本政府は、この100億円以上の義援金に込められた台湾のラブコールに、もう少しまじめに向き合ってみてはいいのではないだろうか。日本人としてはこれまでのように台湾に冷淡であり続けることは、人としても、国益の面からも得策とは思いない。
「思いない」が微妙に気になるところだが、確かに思うべきではない筈ではある。日本が台湾を避けようと頑張るのが、あまりにも不条理に見えることも多いのだろう。reechoが常日頃、日本への不満と怒りしか書く気が無いのではないかと疑っている台湾人からまたメールが届き、「日本の首相はなぜ台湾で感謝の新聞広告を出さないのですか?」と質問。日本が台湾を無視しようとしているのがはっきり感じられるらしく、義理を重んじる武士道はどうしたんですか??といちゃもんを付けて来る。恩を着せながら軽視されたと言って怒られるのが正直心外で。事実上、たとえ台湾に最大限の配慮をしたとしても、中国の手前、日本政府が台湾を尊重することは極めて難しいのが現状である。

台湾にはお願いだからもう日本を頼らないで欲しい、とreechoですら思う。日本に頼れば中国からの独立が保たれると思っているのが問題と言うか、日本は台湾を正統な国家として認めなけれならない、と押し付けがましく張り切るのも日本人として迷惑に感じる。お金を出せば尊重されると思っていたのに!と日本を裏切り者扱いするのも苦しいし、感謝を表明せよ!!といちいち怒るのを見るのも苦しい。

彼らの究極の目的は、台湾を正統な国家として承認させることで、あわよくば過去の復讐として日本を従わせ植民統治出来れば最高だと思っている節すらある。単に今まで奢り高ぶって来た日本に頭を上げられなくさせる為に多額の義捐金を出したと言う台湾人もいるだろう。彼らにして見れば、台湾-日本間の国交が正式に回復して初めて日本との対等な関係が有り得るのであり、その最低限の要求すら叶えられないことに、強い憤りと悲しみを抱いている。台湾は日本の唯一の友であるのに、なぜ日本は台湾を粗末にするのですか!と怒り狂うのだが、がむしゃらに日本に近づきたがる台湾を、日本が避けようとするのもまたむべなるかなである。中華人民共和国を正統な国家として承認せず、台湾だけを正式に国家として認めさせようと無理強いする台湾人を相手に、これに懲りて中国に同化してくれれば有難いと思ってしまった、ただ台湾人の脅迫から逃げたいだけのreechoである。

台湾にお礼無しとは何事ぞ!這是對於台灣民眾善意的嚴重侮辱

2011年4月15日金曜日

手切れ金

こちらの資料では、日本の貿易相手国として、紛れも無く中国大陸が輸出入共に世界一である。直接投資については、reechoのパソコンではエクセル文書が開けなくて見られないのだが(4/16追加:ExcelViewerをダウンロードすれば見られたのだった)、台湾による対外直接投資相手国は中国がダントツトップで、台湾の対中直接投資額の推移を見ると、2009年には実に83.8%の直接投資額が大陸に向かっている。地域別対中直接投資額を見ると、全世界の2.1%に過ぎなくても投資額は18億8100万ドル、これに対して同年日本の対中国大陸直接投資額は、41億0500万ドルで全世界の4%、日本から台湾への直接投資額は、2億3900万ドルでアジア全体の20%に過ぎない。確かに台湾にとって、未だに日本が世界最大の輸入相手国(2009年362億円)だが、日本にとっても金銭的に台湾は、中国大陸の2割以下の存在でしか無い。

それで問題なのは、今回の震災に対する、台湾からの義捐金総額が、国&地域別に見て経済力トップクラスのアメリカを差し置いて世界一になってしまったという事実である。4月12日のRocketNews(Serchina)によれば、官民合わせて106億9千万円、これが大陸から見るとかなりやばい(糟糕的)ことらしい。地震直後に義捐金が集まり始めた当初は、大陸でも「以前は日本から酷い目に合わされたけれども、今は可愛そうだから援助してあげたい」調の書き込みが多かったのだが、今では「誰があんな国に寄付するの?寄付する人って可笑しいと思う」調の書き込みが増え続けている。つまり、「こっちが酷い目に合わされたって言うのに、あんな奴らに寄付するなんて最低最悪!劣悪非道!」と、反日活動家の堪忍袋の緒が切れ始めているらしいのである。あんたどっちの味方なわけ??そんなに日本に肩入れするなら縁切るよ??的雰囲気で。でもね、知らないから騒いでいるんだと思うけど、台湾は四川大地震ではもっと多額の義捐金を大陸に送っていたんだよ。そりゃあ勿論、中国の情報が正しければ、の話だけれども。

こちらの情報によれば、四川大地震の直後に台湾政府は20億台湾元(約68億円)の支援計画を発表、2008年5月15日付の「中国時報」紙によると、台湾企業の義援金は計4億元(1元が15円ならば60億円)に達したと報じられたらしい。既にこの時点で民間全体で計5.6億人民元(⇒新華澳報)、物価の違いも大きいが、たった3日間で軽く150億円を超えた計算である。⇒2008-05-18大紀元

しかしながら。中国に寄付するとどういう事に成るかと言うと。

約8万7千人の死者・行方不明者を出した昨年5月の四川大地震で、中国史上最高額といわれる約767億元(約1兆600億円、中国民政省統計)の義援金が国内外から集まった。しかし、この大金が誰によってどう使われたのか、当局による説明はほとんどない。大学の研究チームが最近、「義援金の約8割が政府の臨時収入となった」との調査結果を発表したことが波紋を広げており、「強盗に遭った気分だ」などと反発する市民も少なくない。 「南京市のホームレスが手持ちの小銭をすべて街頭の募金箱に入れた」「河南省の老教師が長年ためた金を赤十字の口座に振り込んだ」。地震直後、こうした美談が連日メディアに報じられ、多くの人を感動させた。中国各地では募金活動が盛んとなり、義援金を送るために長蛇の列ができる銀行もあった。しかし、募金を受け付けた公的、民間機関はその後、使い道についての説明をほとんどしておらず、寄付をした人々の多くは自分のお金が実際に被災者に使われたのかに疑問を抱いているという。 清華大学NGO研究所の研究チームは半年以上をかけて、義援金の行方を追跡し、「総額の8割以上が中央や各地政府の財政に組み込まれた」との調査結論を発表した。各地政府が直接集めた寄付金がそのまま政府の“臨時収入”となったほか、中国赤十字、中国慈善会などの公益民間団体が集めた金も、大部分が政府に流れたという。「震災復興支援金」との名目で各地の予算に組み込まれているケースもあるが、実際の使途は不透明だという。(後略)【8月14日 産経】

だそうな。中国に寄付するのは更に残酷だと思って良いね。例え日本政府がどれだけ劣悪でも、中国に比べればまだマシと思えれば、今のところまだ中国に行きたがっている日本人でも我慢出来るのかな~~。台湾からの義捐金が、日本への「手切れ金」にならないことを祈るばかりの、小心者reechoである。

2011年4月11日月曜日

およよ。

昨日、関東地方の某神社へ行って来た。



叔母に連れられて、(殆ど無理やりに)東京にも足を運び、田舎はのんびりしていて良いなぁ~、と駅構内を小走りで歩く人々を見ながら思った。数年前には東京に住んでいたなんて信じられない、久しぶりの喧騒に面食らった田舎のおばちゃんである。

そういえば、中央大学を受験したのも、東京にありながら田舎っぽさが漂うキャンパスに魅せられたのが理由だった。四年間移動無しでも人口密度が低く、学食が多くてトイレも多く、ぐっすり昼寝出来るスペースが一杯あり。それで、モノレールが出来ても卒業まで山道から登校した。みんながタヌキになれちゃいそうな大学だったと思う。

2011年4月5日火曜日

何で許すか。

中央大学経済学部で「環境政策Ⅰ・Ⅱ」の講義をしていた非常勤講師の父親が、原子力発電所の所長をしていたとかで、内部を知る人が見た原子力発電所の実態について、少し聞いたことがあったのを思い出した。講義では徹底的に原発を批判していて、真面目に聞いていたら怖くて原子力発電所の建設に賛成なんて出来なくなる内容だった。reechoはあいにく、その先生の名前すら忘れ去っていて、毎回講義内容の要約のみ(と言っても授業を聞きながらずっと用紙に書きっ放し)を提出する平常点評価だった為、授業ではノートに何も記録しては来なかった。一応全ての講義に出席したし、毎回要約を提出すればとりあえず単位を落とす心配は無かったが。「東海大学・環境政策・原子力発電所・中央大学」とか、覚えている限りの単語を並べて一体先生が誰だったのか検索して見た。

検索したらRobert Mandel教授による中央大学創立記念イベントの記事があって、アジアの通貨統一ってば懐かしーと思った。アジア版ユーロも夢じゃない、なんて今では理想主義的だと思えることが、さも現実味を帯びて見えたあの頃、果たしていつかそんな日が本当に来るのだろうか。

やっと思い出したんだが鳥飼行博先生、いつも早口で口に泡を溜めながら喋られていた気がする。東海大学と言っても鳥飼ゼミの学生は、中央大学でも手が出せない名立たる企業に就職するとか言っていた。羨ましい。

話は逸れたけれども、ともかくこの先生の親父さんが浜岡原発の所長を務めたことがあるとか言う話で、原子力発電所の老朽化と廃棄物の処理がどれだけ問題か、恐ろしい剣幕で話されていたことだけは覚えている。「原子力発電所がこの世にあってはならない」と言わんばかりであって、あれを聞いたらとてもじゃないけど原子力発電所の建設も温存も考えられなくなってしまう。

それで、今回の事故である。ダイナマイトなりミサイルなりを、その気になって原発にぶち込み続ければ、日本全土が簡単に吹っ飛ぶ力は出せると思ったし。絶対に安全、何があっても大丈夫なんて最も危険な物質を熱しながら言う人間の精神構造はどんな物か。核兵器なんか打たなくたって、原発さえ壊せばその国はイチコロである。原発が壊れて初めて「みなさんごめんなさい。想定外だったんです。」なんて謝られても迷惑である。想定外の事故が起きても安全だ等と、想定外の出来事に遭わずに言っていられるのも今のうち、ということで。結局、国が全て吹っ飛んでも誰も責任取らないよ、だって誰もいなくなっちゃうんだもん、爆発すればみんな死んじゃうから平気~~~誰からも非難されずにあの世に逝けるし、みんないなくなっちゃえば怖いもの無し、と責任者が思っていたらどうするんだろうね。

既にプルトニウムは正式に検出されちゃったし、爆発しても「ごめ~ん想定外だったのぉ~♡」で許されると思っている人がいるならば、ちょっと頭が可笑しいんじゃないかとか、責任能力の有無を専門家(とりあえず精神科医)にでも見て貰った方が良いのではないかと思う。日本では、目下の人間が目上の人間に甘過ぎる。地位が高ければ何でも許される社会ってどんな感じ??って、地位が高ければ随分楽しいんでしょうねぇ、としかreechoには言い様が無いけれど。

2011年4月1日金曜日

嘘なら良いけど

47トピックス 2011/04/01 10:58 

 福島第1原発から半径20~30キロ圏内の屋内退避指示が出ている福島県南相馬市の桜井勝延(さくらい・かつのぶ)市長が、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「ボランティアも物資輸送も自己責任で入らざるを得ない。市民は兵糧攻めの状態だ」と英語の字幕付きで強調し、曖昧な日本政府指示の理不尽さを国際社会に直接、訴えている。

 同市の屋内退避圏内に自宅のある自営業、中田建一郎(なかた・けんいちろう)さんが企画。中田さんは「被災した市民は残るべきか避難すべきかも分からない。非人道的な状態が、日本に今あることを知ってもらいたい」と憤っている。
 防災服姿の桜井市長は動画で、東日本大震災による津波や原発事故で「市民が受けた被害は甚大」と指摘。政府や東京電力からの情報不足に人手や物資の不足も加わり、屋内退避圏内には「交通手段が確保できない住民がたくさんいる」と窮状を説明している。
 また屋内退避圏内には「直接入るメディアは少なく、電話取材が圧倒的で実情が伝わらない」と指摘。「原発事故という見えない恐怖」にさらされる市への支援、協力を求めた。
 動画は約11分で3月24日に録画。政府は25日に屋内退避指示圏内に自主避難を促した。(共同通信)
 動画のURLはhttp://www.youtube.com/watch?v=70ZHQ--cK40


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日本政府の判断が遅いと言う指摘が、李登輝元総統からも出たらしい。打倒李登輝で結託している中国法院での記事である。え?李登輝さんが日本政府に指示してたの?みたいな。誰が意思決定しているのか全く不明な日本政府、もう少し何とかして欲しい。でも自民党の時よりはマシ、と母が言う。官僚はいつでも自民党派が多いとreechoは思っていたのだが。
内閣府原子力委員会の新原子力政策大綱策定会議での発言可能サイト、詳しい方は是非委員宛てにご意見を、と。原発廃絶に向けて頑張っている委員もいたのか、とちょっと感動。放射能の被害を避ける方法も関連サイトに掲載されていて有難い。首相官邸災害対策ページを見ると、誠心誠意放射能汚染に取り組んでいる様でもあり、被災者の救済にも全力で当たっているかの様な印象を受けてしまい、日本人として政府を恐れることばかり想像するのは恥ずかしいとすら思えてしまう。

しかし、昨日は、「台湾では日本からの果物や魚介類の輸入が禁止になりましたよ、放射能漏れの災害は日本でそんなに深刻なんですか?」と微妙に神経を逆撫でするメールが台湾人から届き、一事が万事厭味だと思うreechoも問題なのだが、「輸入禁止にしてやったぜベイビー!」みたいな、してやったりざまみろ状態の日本を省みて、もう返事をするのが嫌になってしまった。reechoにとって日本はつまり、ざまあみろと言われて然るべき邪まな国ということになる。逃げたくても日本人である以上我慢なり。

中国行きの船は、航空券の最低価格が10万円越えと噂されていたピーク時(3/22頃)でも、一週間後なら定価(上海まで往復3万円程度)でまだ空きがあると言われた。逃げるなら船である。でも、こんな時期だと「逃げ出すなんて卑怯だぞ!!」とか(日本国内で袋叩きにされそうだし)「日本ヘ帰レーッ!」と中国人から追い払われそうでちょっと恐い。日本人として、逃げただの卑怯だのと言われたくは無いし、少なくとも日本の農産物輸入拒否が解除されてからでないと人間まで拒絶されそうな気がして、心理的に中国に行き辛くなってしまったのが残念だ。

エイプリルフールだから書いてしまうけど、○3きな粉について消費者センターに申し出たら、農薬266項目について外部に調査を依頼したところ、検出可能な最低値の農薬しか検出されなかったと言う。「これ以上農薬を減らすのは無理です」と言う感じで、それでどうして神経が切れるような状態で動けなくなったのか、別の理由があるなら何なのか、現在、自宅の水瓶内で生息するミジンコに協力を仰ぎ、ピペットで掬いながら精密検査中……。金魚等の小魚も考えたのだけれど、値段は張るし数を揃えられないし、若干の水質の変化で死んでしまうのでミジンコしか無く。工場に返品&検査依頼のきな粉を150gほど自宅に取って置いて、また同じ物を食べて病院で検査なんて恐いことをする勇気は無いが。しかし泥水10ccに耳掻き一杯のきな粉では、何日経ってもミジンコは死なないのだね。ちょっと動きが鈍くなるだけでね。
こっちは死にそうだったんだよ本当に。「神経が切れたなんて虚偽」と言われたら、業務妨害容疑で警察に呼ばれてしまうのだ。問題の「きな粉」が津波に呑まれて行方不明、と言うなら分かるけれども、何でお前がムキズなのだ?と、きな粉に尋問する嫌な日々。以前に注文した同じメーカーの同じきな粉を10kg食べてもreechoは平気だったのだ。もしや麻酔薬か何か神経を切らせる物が入っていたとか、農薬として検出されない、農薬では無い物が神経を麻痺させていた可能性を疑ってしまう。体が弱いからなのか、極微弱の放射能でも皮膚を引っぱたかれた後の様な痺れが続いている気がしてならず。この半年間静岡県から一歩も外に出ていないくせに、頭の中まで痺れている気がすると言うのはつまり、ただの持病或いは単なる気のせい???