2011年5月31日火曜日

If I was...

私が魔法使いだったら、その1.全ての人に人類の未来を的確に予想させ、人類の存続を極力長引かせる。その2.全ての人に全ての人の考えを理解させ、頭が固い人間を皆無にする。その3.日本は完全にブータンにする。具体的には、労働人口の7割以上を農業従事者にする法律を作って自給自足の生活を余儀なくさせ、全ての作業を「人力」で行わせる。電気或いは燃料が必要な機械は造らせず、空を飛びたければ超能力で飛べ、海を渡りたければ超能力で渡れ、と言う感じで、人間に機械を使わせない。人間は、機械の力を自分の力だと信じて人を軽んじ過ぎと言うか、人力が衰弱して行く感じが否めない。人が使って良いのは自分の力だけであって、他の力を搾取することは許されない。やって良いのは自分の力を最大限に使う努力のみ。電話したければテレパシーで通信し、暑ければ超能力で冷やす。今生きているお気楽な人々の寿命が多少縮んだとしても、人類の生存可能時間を縮めるべきでは無く、それが「最大多数の最大幸福」である。無論、幸福追求は人間だけのものでは無い。

浜岡原子力発電所の危険性を見た。内藤新吾牧師の言うことの真偽は未確認だけれども、少なくともそこらの絶叫マシーンよりは絶叫ものである。人類存続の為に、とりあえず日本の全ての原子力発電所を廃止して欲しい。無理ならばreechoは日本から亡命する。小出教授(zakzak)の話にもあるけれども、全ての原発をコンクリートで覆ってくれなければと思う。今では静岡でも長時間雨に当たると痺れるし。先日自治会の奉仕活動(ほぼ強制)で雨の中、長靴&雨ガッパにぴしょ濡れの軍手で草刈をしたところ、福島の原発で作業している人が「何故か全身の震えが止まらない」と書いていた理由が分かった気がした。寒さや緊張によるものでは無く、被曝によって感電したみたいに痺れて震えが止まらないのだ。いつも勝手にブルブル震えている様な名前なんだけど、reechoみたいな弱い人ならば直ぐに疑問を持つと思うよ、なぜ雨水に浸され続けた軍手の部分だけが痺れるのか、と。

先日、CCTVの焦点访谈(123)で留守番孤児に関する映像を見た。中国では、農村部の親が出稼ぎの為に置き去りにした子供がざっと6千万人、農村に暮らす子供の4人に1人が留守番中だそうな。そんなに農村ががらがらだったらreechoが一人移住しても問題は無さそうだね。思い切って留守番児童の寮母さんを目指そうかな(笑)。日本では公開延期中の映画「唐山大地震」でも孤児について描かれていたが、親に捨てられたトラウマに苦しむ人が中国では極端に多いらしい。以前は中国では子供の気持ちを分かってくれる親が多いなんて書いたけれども、とんでもない話である。日本では子供を捨てて逃げられないから虐待が多いのかとも思って見たが、中国では放任と言うか、はっきり分かる「置き去り」が盛んに行われている模様。親が失踪してしまえば直接親を責められないし、どこかで子供がいない振りをしていればそれでまかり通るのだ。日本では管理が厳格だから身元が直ぐに判明してしまってそんなこと出来ないけどね。日本人の責任感は、狭い場所で徹底した管理が行われているからこそとも言え、広過ぎて誰も管理出来ないから無責任で良い、と言う中国とは大違いである。日本人は管理が徹底しているからこそ普段から懸命に、責任を追求されない様に努力している人が多いし、一旦責任を追及されない立場に立ってしまうと、日本人も無責任になる傾向はあるんだけどね。

中国人に責任感を持たせたければ、狭い範囲を檻で囲って逃げられなくするとか。中国だったら分割するとブータンが百個くらい作れそうだから、とりあえず都市部と農村部を別国家にしてしまえば?と思う。農村部は90%以上が農民で良く、差別と食料の欠乏さえ無ければ結構皆が幸せに暮らせると思う。一切学校教育を受けていない中国人を見て思ったのだが、幼い頃から社会的責任を果たす喜び(生き甲斐)があって、社会教育が徹底されていれば、義務教育も小学校だけで充分だと思う。どんなに管理を徹底したとしても、要領が良い中国人ならば勝手に逃げ出してしまうだろうけどね。例え海で囲まれていようと檻で囲まれていようと彼らだったら逃げられると思う。

広くてどこにでも移動可能な中国なら、一部地域で住めなくなっても即刻難無く移住出来そうだが、日本の場合にはそもそも移住などと言う概念は存在しない。当日初めて知り合った同性と平気で一つの布団に寝られる人々には分からない話だろうけれども、借りを作れないし人の世話になるのも苦手、しかも人見知りの激しい自閉的日本人には、慣れない人と一緒に暮らす事そのものが苦痛だと思う。故郷も子供も捨てて出稼ぎに行く中国人ならば話は簡単だけれども、執着心(愛着心?)の強い日本人が果たして故郷を捨てられるのかどうか、reechoには分からない。
もしも私が中国人だったら、故郷も家族もさっさと捨てて、無責任にどこかで勝手に自分の快楽を追求することだろうね、多分。

2011年5月19日木曜日

やぶへび

reechoも知らなかった藪蛇の意味……。
LUST,CAUTIONをレンタルショップで借りて見た。旧作だから1週間(7泊8日)でレンタル料は100円。インターネットで不正ダウンロードを試みたのだが、楽に見られる場所が見つからず、QVODでは音声が出なかった。

昨日は変な夢を見た。北京の社長が秘密工作員で、reechoを殺そうとしている夢である。「色,戒」をちょっと真面目に見過ぎたせいか。中国人は、日本人より超能力者が多いと思う。東洋医学も第六感によるものが多いのだが、武術にも様々な流派があって気功集団も多く、reechoが知る中国人で少なくとも6人は、目の前にいない人物の動向が分かる所謂透視能力を持っていた。一人はreechoの住む市内で働いていた中国人研修生で、少林寺拳法のメッカ近隣で生まれ育ち武術に精通していて、普段はふにゃ~んと優しく極めて温厚で体格も頼りなく、武術を使いこなすとは到底思えないのだが、本人が見えない・聞こえない遠隔地で人が何をやっているのか、憶測不可能なものをいちいち言い当てるのである。もう一人は上海で太極拳を教えていたおじいさんだった。背中に目があると思うくらいに自分の背後の人間の動きを読む人で、あれなら遠隔地でも可能だろうな、とreechoは思った。もう一人はreechoが居候した中国人、ドアが開く前或いは電話を取る前から相手がどんな人なのか、その人となりが分かると言っていた。要するに、会わなくても良いのである。後は、フラワーズのコンサート会場前で見知っただけのreechoとは極めて縁の薄い人たちなのだが、見えない・聞こえないことを当たり前の様に口にする人が中国には不気味なほど多い。

中国人は、少なくとも日本人よりは嘘つきが多いので、本当に北京の社長が社長なのか、去年は何度か本人が経営していると言う会社に電話して聞いて見たりした。残念ながら本当に工場のオートメーション化を進めている中小企業で、主力はベルトコンベアー等の工場内設備、世界の工場として進化を続ける中国で、この手の会社が儲からない訳が無い。社長の伯父さんは中国屈指の製鉄工場を運営しているとかで、どうやら親族一同が大金持ちらしかった。いや、どこまで本当か分からないんだけどね。それで、どうしてreechoとの縁を切らないのか、どうして迷惑だと言って追い払わないのか考えたのだが、要するにreechoを殺すのが目的だからではないか、と変な憶測を立てて見た。社長には何の利益も無いのになぜreechoに近づき、reechoが迷惑を掛けるばかりなのになぜまだ関係を切らないのか、reechoから言わせると単に不気味なだけなのである。

遠隔地で人の心を動かすとか、自分が見えない・聞こえない場所の人に何かメッセージを送るとか、社長は得意じゃないですか?と聞いて見たら「そんなこと出来ないね」と素っ気無い。社長なら随分やっていると思いますけど、と言ったら「君が可笑しいんじゃないの?病院に行って見てもらったら?」と。reechoが精神異常者ということで片付けるつもりらしい。しかし、やはり北京の社長は、遠隔地の赤の他人まで操り人形の様に動かす能力があるとreechoは見ている。一番初めに怪しいと思ったのは、従業員を2人連れて我が家を訪れた時のことである。その従業員2人が、やたらに社長の顔色ばかりを伺っていて、自分から何もしないし言わないのである。社長の指示が無ければ何一つしない操り人形の様な二人を見て、個人主義で自分勝手な傾向のある中国人が、ここまで上司の顔色を伺うのは変じゃないかと思ったのだ。その時は、まあ、それだけ社長の指示が絶対なのだな、と思ったに過ぎなかったが、社長と話をするにつれ、例えば、自分の娘には4歳の頃から太極拳の先生を付けて学ばせているとか、さすがに本人に超能力があるとまでは言わないけれども、充分にそれと分かる内容を見せたりする。太極拳なんて中国ではわざわざ個人レッスンを受けさせる代物では無く、日本でラジオ体操を学ぶ為に個人指導を受けさせるくらい変な話なのだが、あえてそう言う程に、何か奥があるものを学ばせているらしく、自分も娘も超能力者、と言っているとしかreechoには聞こえない。それでその力で何をしているのかと言うと、どうもreechoには「日本を乗っ取ること」しか見えないのだ。早い話が目的は敵を殺すことである。

中国の殺し合いをreechoは詳しく知らないけれども、中国には遠隔地から人を動かす能力を持つ人を利用して、何をするか全く窺い知れない恐さがあると思う。中国人がコネを重視するのは単に、自分がいつどの様に殺される可能性も完全に否定することが出来ないから、極力自分の敵になり難い、身元の確かな人間しか周辺(社内)に置きたくないと言う理由からだと思う。取引にしてもコネが最重視されるのは、強力な信頼関係の無い人間は一切信用出来ないと言う、極めて不確かな「殺し合い」の社会だからと考えさせられる。「何でそんなに人を信用するの?」とご丁寧に社長に怒られたりしてreechoも最近、やっと人を信用しないことが中国で最も大切なことだと思えて来る様になったのだが。優しいし、親切だし、とっても良い人だと思っていると、ある日突然殺される日がやって来て、えっあれは全部嘘だったの??なんて驚くことになるかもね。

2011年5月12日木曜日

知名度

八田与一纪念园区の開園式は、大紀元も取材していたらしい。写真をクリックするとちょっと大きめの写真が出たりする。日本のWEB上記事は早く消えすぎて不便なのだが、ここはいつまでも記事が消えなくて良い。

台湾からメール。李安監督が、八田與一に関する映画を撮る可能性があるのだそうな。誰も住めない日本人宿舎だけの為に三億円も使うならば、貧しくて生活に困っている人の為に宿舎を建てたら?みたいなメールを出したら、長期的には観光で三億円は儲かるから良いとか言っている。本当か。

この一見無駄に見える投資が無駄にならない様に今後も努力するとかで、世界遺産登録への推進活動が更に加熱する予定らしい。有名な監督に映画を撮らせようと言うのもその一環か、せっかく三億円も掛けて公園を作ったのに誰も興味を持たないのでは洒落にならない。reechoはまだアン・リー監督作品はグリーン・デスティニーしか見たことが無く、果たしてどんな映画を撮るのか興味をそそられた。腑に落ちない点は多いけれども、世界的に有名な映画に成ったならば台南の観光収益に直結して喜ばしいことだろうねぇ~。

2011年5月9日月曜日

友日派

今日も北京の社長に電話した。仕事の邪魔になるんじゃないかと思えるのだが、かなりの長話でも途中で切ったりすることが無い。中国では、頻繁に電話しても「ストーカー」とか「業務妨害」として警察に届け出ることも滅多に無いとかで、そもそも中国では、日本の「ストーカー規制法」に当たる法律が存在せず、取り締まりの対象にすらならないらしい。中国では殴る・罵る等の暴力行為が無い限り取り締まりを受けず、反政府的でありさえしなければ、ストーカーにとっては天国の筈ではある。

社長が何の脈絡も無く突然「日本とアメリカは中国を分裂させようとしているでしょう?」と聞いてくる。返答に困ったので話を逸らしてしまったのだが、中国の求心力に関わる問題については北京の社長も非常に神経を尖らせている気がする。少なくとも大陸では、中国の国益に反するから台湾の独立は許せないと言うのが一般常識である。reechoが丁度仏教の弾圧について質問した時で、それが中国の分裂に直結する問題だとは思っていなかったが、考えて見れば即刻中国の求心力と分裂に関わる問題であって、神経を尖らさざるを得なかったのだと気付かされた。外国人に中国の欠陥を突付かれることが不愉快だったらしいけれども、一般の中国人が日常的に、中国の求心力と分裂に関わる事柄については神経を尖らさざるを得ない状況があると見て良いと思う。

で、昨日の台湾にて。母の従兄弟が水車の前に→中國評論新聞網・(テレ朝news)
その他47NEWS
「私は反日ではなく友日派」
asahi.com 2011年5月8日19時9分
 「私は反日派ではなく、友日派だ」。台湾の馬英九(マー・インチウ)総統が8日、台湾南部・台南市の烏山頭ダム近くに造られた日本人土木技師・八田与一の記念公園開園式でこう発言し、森喜朗・元首相、台湾の閣僚が出席した会場を沸かせた。

 石川県出身の八田与一(1886~1942)は日本植民地時代の台湾で、東洋一といわれた烏山頭ダムを建設、水路を整備し、干ばつに苦しむ台湾南部を一大穀倉地帯にした。台湾では歴史教科書に登場する。

 馬総統は「台湾が日本に割譲されたのは歴史の悲劇だが、日本が台湾を統治した50年に重要なインフラ建設があり、貢献は無視できない」「八田をたたえることは植民地支配を美化すると批判があるが恩讐(おんしゅう)を分ける態度が必要だ」と述べ、最後に「私は日本の最良の友人」と言い切った。

 5月8日は八田の命日。馬総統自身、思い入れが強く、これまで3度慰霊祭に出席した。公園造営も馬総統の指示によるもので、ダム建設当時の八田の官舎が同じ場所に復元された。馬総統は、かつて尖閣諸島問題などで強硬な発言をしたことから「反日」イメージを持たれがちだ。総統就任後は日本重視の姿勢をアピールしており、八田顕彰はその一環でもある。(台南=村上太輝夫)

日本によってもたらされた悲劇と喜劇をどの様に分けて評価するかは人それぞれだろうが、友人と言われて、まさか険悪な仲を指すとは考えられないと思われる場で、上手く逃げたな、と思わされた。自分に悲劇をもたらした相手に対して、最良の友であり続けることは難しい。どんなに寛大で優しかろうと、それは出来ないと言えなくも無い話もある。どんなに酷いことをされても最良の友であり続けられるのか、自分に聞くだけで充分である。

2011年5月9日のgooニュース(産経新聞)によれば、
 記念公園の建設は馬総統の発案で2009年7月から本格化。1億2千万台湾元(約3億5千万円)を投じ、八田氏ら工事に参加した日本人技師が暮らした木造住居4棟を復元した。

のだそうで、これが「私は日本の最良の友人」の理由として使えそうな気もするが、この三億円で土建業が随分儲かったんだろうね、と思った。貧しい庶民に富が行き渡れば良いけれども、実際は近辺の住民でも敢えて「八田與一なんて知らない」「嫌いだ」と言う人が多いことを考えると、これは飽くまでも国民党支持の土建業を闇雲に潤し、カネでの票集めを狙ったとしか思えない。一般庶民の顰蹙を買いかねない程の高額を投じることで、こんな高級な施設は庶民に不必要→八田なんて要らない、と地元の人々に感じさせようと頑張っている様でもあり、日本人に恩を売ってほくそ笑む馬英九がひたすら不気味に映った。そんなことより、「八田住宅基金」とでも名付けて、恵まれない人々の為に住宅を造ってくれたら故人も納得出来るだろうに……。

2011年5月8日日曜日

Mother's Day

~母の高校時代の親友と~


今日は、台湾では八田與一の墓前祭があるのだが、台湾まで行くことが出来ず、静岡で母の高校時代の親友が出演する愛知県芸の同窓生によるコンサートへ行って来た。こぢんまりとした発表会だったけれども、心温まるコンサートだった。一部が義捐金になると言う1500円のチケットを2枚送って下さり、母がいつもと変わらず虚弱体質で外出が困難な為、代わりに私がお邪魔することに。写真の日付が相変わらず一年前を表示しているけれども、2011年である。なぜか変更不可能デス……。

肖像権の侵害になりそうだけれども、reechoの出身中学を卒業し、清水南高校から現在愛知県立芸術大学声楽科大学院生の鳥海祥子さんが、とても真面目に凛々しく歌っていた。


      母の親友、八重子さん                 全体合唱
八重子さんは元東京混声合唱団で、さすが磨き上げられたプロの歌声。

震災の後と言う事で、自粛の声もあったそうだけれども、このようなコンサートには心から感謝です。


今日はGoogleマークも可愛くて。→母の日

2011年5月1日日曜日

曽祖父の写真


曽祖父の写真をスキャンしようと思ったのだが、上手くいかない。
前回(4/28追加)の台北ナビの記事ではゲテモノ好きに見えるのだけれども、飽くまでも来客をもてなす為であって、趣味で動物を飼っていたのとは違うんじゃないかと思った。来客には、さっきまで庭で元気だった七面鳥の料理が喜ばれていたそうで。あ、やっばりゲテモノ好きになってしまうのかな……。