何でも帝国主義に見える台湾人からのe-mailによれば。楊明風さんが自己紹介の後で話していることを要約すれば "楊明風先生想要發揚農業水利的競爭力・貫徹馬英九的政策・發展佃農工業政策" だそうで、話していることを一言一句反訳するのが面倒でこんなに短い要約になったらしいけれど、楊明風さんについて国民党のHPを見れば、既に国民党の中央委員(120番目)として国民党幹部の仲間入りを果たしている。
美しく語られる八田與一の物語とは全く別に、現在の台湾の政治がどの様に動かされているのか知らないと、国民党及び中国共産党にうまく利用され、敵方が八田與一の骨の髄まで徹底的にしゃぶるのを喜んで眺めることになるんじゃなかろうか。
そして。その美しい烏山頭ダム。
ダムの入り口では一般の中学生以上65歳未満は200元を徴収される。昔はダムの給水にいたずらされては困るから、関係者以外立ち入り禁止だったとか。200元はレート換算すると日本円で600円程度だけれど、一般の台湾人の感覚から見ると日本人の考える1500円くらいの入場料。ゲートの内側にはプールやホテル,バーベキューの施設等があり、西拉雅渡假飯店の宿泊客はここのゲートでの入場料が免除される。ただし、団体で宿泊を申し込んでホテル宿泊客名簿に具体的な名前の記載が無く、料金所からホテルに電話しても予約済みの客としてホテルで名前が確認されなかった場合は、入場料金を取られる。あいにくreechoはホテル宿泊者として名前が登録されておらず、駅前の商店街からreechoを乗せて運転してくれた気前の良いおばさん共々きちんと200元ずつの入場料&50元の駐車料金も取られ。おばさんが全部払ってくれて、reechoからお金を受け取らなくて困ったんだけど。翌日の墓前祭当日には全ての車両及び参拝客が無料でゲートを通過出来たと聞いた時には驚いた。今年の墓前祭は警備が厳しく無く、本当に全ての車両がゲートを通過出来たそうで。今度来る時は隆田駅近くの安いホテルで一泊してダムへ移動しようかと考えた。駅前の隆田旅社(1泊700元程度)は、規模は小さくて柄は良くないけれど、日本に住んでいたことがあると言う日本語が堪能なおばさんが案内してくれ。西拉雅渡假飯店はそこそこ大きなホテルでもreechoが到着した時は日本語が堪能な職員がいなくて大変だった。どうでも良いけれど、大陸に比べて台湾は、外観が良くても中が汚いというか、手入れの行き届いていない不潔な感じのする宿舎及びホテルが多い気がする。自分の趣味をそのまま旅行客に強制するとか、そもそも台湾の宿舎は個人の趣味が反映され過ぎていて馴染めないと言うか。ラブホまがいの宿舎と言うのも問題だけれど、台湾の場合、客と言うより家族として迎える雰囲気があって、大陸よりラフなのかも知れず。交易を軸に経済が発展した長い歴史も無いから、大陸ほどに旅行客を大切にする文化やホスピタリティーを期待してはいけない。今までよそ者に強制され過ぎて来て、よそ者を見たら反抗することしか頭に無い台湾人もいる様で、日本の差別的支配に対する復讐も視野に入れながら、「すみません何の利益ももたらさないよそ者です」くらいの気持ちで宿泊&旅行すれば良いのだと思うたぶん……。
ホテル正面玄関と、墓前祭会場入り口付近から見る珊瑚潭を臨むホテル客室
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