200mlで2元以下の飲み物としては、三元食品が比較的安定している。他の会社の製造は、香料が強過ぎたり水っぽ過ぎたり既に腐っているものがあったりで、個人的に飲みたくない。路上販売の豆乳も、上海の方が何倍も美味しかった。上海と比べてしまっては終わりなのかも知れないが、北京はともかく不味い。
日本の「薄皮あんぱん」にそっくりな六個入りのパッケージを見つけ。シリーズのクリームパンらしきものを買ったところ、これもまたたまらなく不味かった。皮が薄いと書いてあるが大して薄くは無く、白あんとピーナツバターとを、なにやらいかがわしく練り合わせた感じと言うか、慣れれば平気だけれどもあれで4元出すのは苦しい。
正直に言って、北京の安い食べ物は、人の手が加わっていれば加わっているほど不味い。人の手が加わると、路上でビニール手袋をした手で鉄板のお好み焼きをひっくり返す。なぜフライ返しっちゅーものが使われないのか不明だが、ともかく何度も手でひっくり返すので、手袋のビニールが溶け出して食べ物がビニール味なのである。申し訳無いがこれも捨てざるを得なかった。冷たいから暖めてあげるからちょっと待っててね、と言って、ビニールパックの豆乳をお好み焼き用の鉄板に乗せて加熱するのも恐ろしく。ビニールが溶けるっちゅーのに。そのままで良いから、冷たくて良いから、とあわてて買い急ぎ。北京の人はビニールを溶かして食べさせるのが大好きと見え。これも上海ではあり得なかった光景で。衛生面では確実に北京より上海の方が上と見た。
北京の安い料理は、不味いと言うより、はっきり言って危険な領域なので、北京で料理の安さにこだわるのはやめた方が良いと思う。人参とかキャベツとかキュウリをスーパーで買って生で食べて見たところ、農薬の味が日本より少なくて甘くて美味しかったのだが。料理となったら何がどうなっていることやら、ま、死んでも良いと言える命知らずな人は、自分で「北京の安い味」を確認して見て頂きたい。限り無く安い料理の場合は特に、販売する人が自分の店の商品を毎日食べている可能性が高く、売る人の顔色や皮膚の艶等も参考にした。北京の安い料理はどれも、油と塩が強過ぎて食べられず。たまに、顔色が良い販売者の所で買うと、油も塩分も控え目で、それなりに食べられる味だったので、私の場合は、店の人の顔色と肌の様子をかなり気にした。この人と同じ物を食べても健康を害さないかどうか。やっぱあんな物を毎日食べて元気に生きて行ける北京人は日本人とは比べ物にならない程健康だから真似しない方が良いと思うけどね……。大張偉が食べ過ぎるのも、単に栄養失調によるのではないかと思ったりした。栄養が足らなくて、何らかの成分が足るまで食べたくなるとか。脂肪と炭水化物だけでは健康に悪そうだから、バランスの取れた食事を北京人に勧めたい。
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