2009年10月19日月曜日

相互理解

十代の若者にしか相手にされなさそうに見える日本のバンドと言っても日本のバンドに興味が無く、10年近くテレビを見てないから話にならんのだが。例えば突然、中年と呼んで差し支えない未婚の外国人女性から、「私はGLAYのファンで、日本にコンサートに行く予定」とか聞かされたら、ちょっと変わってると思うに違い無く。ある中国人女性(网友)は、「あなたと何の関係も無いスターなんか気にしてないで、あなたの身近な人を大切にするべき、」と言うし。「彼らは商売で人目を引いているだけで、道端で会えばあなたが何の魅力も感じないただの人だから。」と言う。中国人女性、堅実。

昨日、上海の网友から、「チケットかが届いたから送るよ、」と言うメッセージが来た。写真送って!と頼んだら、直ぐ送ってくれた。


西门入口6号门黄色区域308区38排17号。舞台から見て真横、前から38列目の座席である。88票のお姉さんが、「80元の座席は舞台の両側になります。」と言っていたのを思い出した。改めて88PIAOを見てみたら、凡その座席表と言うか、どの辺りがどの値段なのか示されていたり。ここを見ると、10月14日にはチケット売り上げ千枚突破とか書かれていて、二週間で千枚売れたと言われると、何だか凄い様に見えるのだが、舞台の裏側が全く売られていない場合でも、全チケットの1/5以下しか売れていない計算である。ひょっとすると、当日まで正規購入が可能なチケットが残っているのではないか、と思うくらいだが。果たして当日ぎっちり満員になるのかどうか。中国のことだから、一呼百応(天线激动)みたいに何らかの手段で沢山の人を動員することが出来そうな気もするけれど。後ろの座席から前の空席に潜り込むことが出来なくなるので、80元の人間にはそんなに嬉しくは無い筈だが。私の場合は、舞台と客席を一望できる「これ以上後ろがない」座席が有難い。前にお詰めください、と言われても、一生懸命一番後ろに下がってしまうのが予備校時代からの癖なのだ。後ろに人がいると落ち着かないと言うか。後方視線恐怖症(?)。しかし。これ以上見えにくい座席はありませんと言う程見えにくいチケットを買ってしまった。冷静に傍観するには、と言うか、花儿乐队から遠ざかるには丁度良いと思うんだが……。

一昨日、QQを通じて、北京在住で9歳の息子がいる40歳を超えたばかりの超保守的な中国人のおじさんに、色々な話を聞いて見た。中国語の文法無茶苦茶で果たして意味が通じているのか分からないことも多いが、中国語に無い表現を使ってもそのままの言葉で返事をしてくれてとても親切。話し始めると延々と猥談に花を咲かせてしまうのが少々問題だが。話をして見て感じたのは、北京は日本の京都だなぁ~、ということだ。文化大革命以降の弾圧で風習が一掃されても文化的精神が微妙に受け継がれていると言うか。首都だから東京と比べてしまうのだが、少なくとも東京は、京都ほど奥深い日本の文化を誇っていないし、京都ほどに守るべき伝統は存在しない。単なる田舎だった東京に多くを期待しても仕方が無いが。それはさておき。

你对花儿乐队有什么感觉?朝气蓬勃,使人兴奋。他们演唱会的门票不好买。忙しくてテレビを見る暇無いから花儿乐队について良く知らないそうで、どの程度詳しいのか不明だけれど。なんで買い難いのか尋ねてみると、票让黄牛党买走了,他们在加钱卖出去,牟取暴利。だそうな。ダフ屋が暴利をむさぼって高い値段で売っているとか。黄牛党是什么意思?不讲职业道德的中间人。花儿乐队についてあまり良い印象を持っていない感じがしたので、你觉得百分之多少的中国人不喜欢他们?と聞いてみたら、四十岁以上都不喜欢。思想古板。とおっしゃる。不喜欢他们的人为什么不喜欢?何で嫌いなのか聞くと。都是老年人,看不惯他们的风格。思想落伍,跟不上朝流。
どうも年寄りは若者の流行に付いて行けないらしい。 跟不上世界新鲜世物。だそうな。花儿乐队ファンの大半が、経済力の無い十代の若者で、その親の世代が大反対していたら、いったい誰がチケットを買えるのか。よほど甘い親の子供か、或いは自分で買う余力のあるふざけた大人か。

ついでに、今話題になっている大張偉の婚姻にちなんで、中国での結婚について尋ねて見たところ。
中国人はどのように結婚するの?と言うと、父母指定或花钱买媳妇儿。中间人介绍。还有先同居女方怀孕生男孩就结婚。-両親が決めるか花嫁を買うか、誰かの紹介か出来ちゃった婚だそうな。日本と大して変わらない気もするが何となく、二人の意志が尊重されない印象も受ける。両親がどのように指定するのか聞くと、双方父母说行,就可以结婚。だそうな。結婚前に同居する人は多いのか聞くと、多いと言う。都是年轻人 但能在一起结婚的很少。と言うので、以下ちと長いので訳さないが。为什么?因为不是处女。可是初次同居的时候大概都是处女吧。结婚初夜,男方母亲要见红,否则可以退婚。见红是什么? 处女头一次都要岀血呀。我几乎没有出血。在中国就不行,男方可以退缗。可是初次做爱的时候没有出血的人也很多。有的可以,哪就是男人家里穷娶不起媳妇儿;
何となく、私が中国人に振られた理由が分かった気がした。つまり、保守的な中国人にとっては、やって見て血が出なければ結婚を辞退するのが当たり前なのだ。チャン・ツィイー主演の”茉莉花开“には、額に大仏っぽいほくろを付けた神经病的主人公が、娘のシーツに血が付いているという錯覚を起こし、夫が姦通したのだと責め立て、夫を自殺に追い込むシーンがあるのだが、あれは中国の文化を知らない他国民が見るとひたすら奇怪なのである。この映画を見た時には、文化革命中に単なる疑いによって殺された人々を回想させるという認識しか無かったが。シーツに血がべっとり付かなければ処女ではないと見なされ、処女にも拘らず結婚を拒まれ、身を窶すなり自殺するなりした女性がどれ程多かったことだろうかと考えると寒くなった。また、結婚に因らず処女を犯せば死罪に成るという中国の厳しい男女の隔たりを鑑みた場合、現在でも女性の処女性を重んじるのは当然のことで、女性をとっかえひっかえ毎晩遊んでいる様に見える大張偉が、「ずっと彼女がいない」と言い張り、夜の生活について、仮病を使ってでも口を塞ぐ理由が分る様な気もした。つまり、相手の女性の面子を潰さない為に、付き合った女性が既に処女では無いと公言することを避けるべきだと考えているのだろうし、また自分が未婚の女性を犯しまくる罪深い人間であることを隠したいということもあるのだろうと考えられる。まだ中国では、保守的な人々から見ると、未婚の女性は処女でなければならないのである。

大張偉と、日本語を解する赵薇との関係が取り沙汰されているが、自分の恋愛について語るのを避けたがる様子。谁敢来唱歌収録現場にて(腾讯娱乐网易娱乐浙江在线…いやいやながら詩を詠んでるし、相当困った様子。少なくとも本人はこの様な報道を望んでいないと思われ。インタビューの映像が見つからないところを見ても「やらせ」というか、無理強いした話題作りのようでもあり。仲は良いんだろうけど後で「普通の友達です」と言っているのが大張偉っぽい

富人只要处女,没有出血就退婚吗?是的,不退婚很少的。那如果没有出血的话,处女也不能和富人结婚的。太可怜了。是的。中国人都认为处女一定出血?没啥可怜的。女人就是性奴。
「女性の人権侵害」と非難され、近代化と共に廃止された纏足は有名だが、まだ80代の女性には纏足が見られるらしい。中国は広くて、地方によって文化が全く違うけれども。話を戻すと私は40過ぎの男性に、しつこい程に「処女が必ずしも出血するとは限らない」と食い下がり。不好意思……。
中国人都相信处女要出血?以前都是。处女也有的是不出血的。中国人不知道吗?是,中国人传统就这样。年轻知道,可没用。 这样的话,中国处女也不能结婚了的。是的。回到家谁都笑话。你们呢重视处女吗?处女不一定出血,如果男根很大的话,已经做爱过的女的也出血。所以男人不明白做爱了的女的是不是处女。 明白。

ということで、ともかく中国では以前は新郎の母が、新婦が処女か非処女かを必ず初夜の出血によって調べたそうだ。処女じゃなければ結婚を取り消すのが当たり前で。この伝統的な母親の権限があってこそ、24歳にもなるロック歌手の母親が、息子の結婚相手について言及すると言う日本では考えられないパフォーマンスがあり得るのである。⇒ 激动搜狐新浪腾汛网易・・・この映像ばかりが流されるのもどうかと思うが。搜狐・1h弱56.com优酷。中国では未だに、新婦は新郎の母に選別されなければならず。別に新郎がマザコンでなくても、である。話は飛んでまたGLAY、例えばボーカルのTERUの母が、「うちの息子の嫁、探さないといかんと思ってます。息子をよく理解してくれる人希望。」とかテレビで言ってたらやっぱ奇怪っしょ。私も中国人男性から散々、奇怪な目で見られて来たから言うけど、やっぱ文化の違いって大きいわぁと思う。文化摩擦を乗り越えて、果たしてどこまで理解し得るのか、また中国人に中国の文化を聞きながら考えて見たいと思う。

2009年10月1日木曜日

建国60周年記念

本日は中華人民共和国建国60周年記念日にて。

中国建国60年で大軍事パレード 改良型ICBMを初公開
2009年10月01日 13:19

 【北京共同】中国は1日、建国60年を迎えた。厳戒態勢が敷かれた北京市中心部で、10年ぶりとなる大規模軍事パレードを実施し、米国のほぼ全土を射程に収めるとみられる改良型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風31A」を初公開。胡錦濤国家主席が閲兵後に天安門楼上で「共産党の指導の下、世界が注目する偉大な成果を挙げた」と演説、党の実績と威信をアピールすると同時に、社会の安定と民族団結の重要性を訴えた。

 胡指導部は、軍事パレードを大々的に行い最新兵器を公開することで、60年間で軍事力と経済力を兼ね備えた「世界の大国」に変ぼうした中国の実力を世界に誇示する考え。一方で、増え続ける軍事費と相まって、国際社会からの「中国脅威論」は一層高まりそうだ。

 胡主席は「社会主義だけが中国を救い、改革・開放路線こそが中国を発展させることができる」と指摘。その上で「われわれは、独立・自主の平和外交政策を堅持する」と述べ、平和的な発展を目指すと強調した。さらに「全党、全軍、全民族は強く豊かな民主的で調和の取れた社会の建設に努力する」と述べた。

 軍事パレードでは、新型巡航ミサイルや空中警戒管制機(AWACS)などが初公開されたほか、中国が自主開発し、米国のF16戦闘機にも匹敵する性能を持つとされる最新鋭戦闘機「殲10」が、軍近代化の象徴的存在として披露された。

 パレードには、戦車など計約500台と、戦闘機など計約150機が参加、中国は「すべての装備は国産」と強調。情報化が進展し、陸海空3軍と戦略ミサイル部隊の統合運用が確実に進んでいることも示した。

 軍事パレードに引き続き、市民計18万人が参加するパレードやマスゲームも実施し、7月に新疆ウイグル自治区ウルムチで大規模暴動が発生したことを受け「民族大団結」も強調した。



小美さんのブログで初めて知ったのだけれど、大张伟の「奋斗」は、中華人民共和国建国60周年の“献礼歌曲”なのだそうだ。確かに全国民が奮闘出来そうな元気な曲で、中国パワーを浴びにまた中国に行きたくなってしまう。

小美さんがコンサートのチケット発売Newsを早速書き込んで下さって本当に感謝感激している。めっちゃ行きたいんだけれどもチケットの入手が難しくて只今困惑中……。解散後もずっと花兒楽隊のままでコンサートを開いてくれたら良いけれど、これが最後のコンサートになるらしく、どうしても王文博の「愛のドラム」を聞いてみたいと思う私。あっという間に売り切れてしまいそうだけれども。何とかして北京往復代金を捻出したい。
それにしても、他の人達のBlogを見てみると、最近知ったばかりの私とは全然違う色んな情報があって非常に勉強になり。ライセンス契約とか。そうか、ライセンス料で今度のアルバムは高額になっているのか、みたいな。ライセンス取れば盗作にはならないからねぇ……。
話は変わるけれども、そう言えば確かに、中国は軍事関係者の子息がやたらに優遇されて幅を利かせている。そんなことが出来て良いのか???くらい。軍事関係者が麻薬・覚せい剤の取引に手を染めていたり。知り合いの役人(親が軍人)が密かにヤクを売って小遣いにしているのを知り(本人曰く公務員の給料は安いから)、そんなに偉い人がやってるのか、みたいな。フリーメーソン系の彼に言わせると覚せい剤の販売は慈善事業みたいなもので、悩める民を救っている様な感覚があるらしく。中国のお偉いさんがこぞって麻薬・覚せい剤販売の為に来日している様な錯角を起こしてしまった(笑)。
自衛隊内の研究者が中央大学の某研究会で、中国の「麻薬・覚せい剤」の闇取引の推定額について話していたのを聞いた時には、何故自衛隊でそんな研究を??と思ったけれども、今考えれて見れば暗黙の国家プロジェクトで闇取引を推進し、莫大な貿易黒字を出している様な気が……。どうでも良いけどGoogleで検索するとかなり上の方に私のBlogなんぞが打たれて出てしまって困ってしまい。韓国のBlogの頃はこんなに上には出なかった。出る筈が無かった。しかし。ま、しょうがないか。韓国はサイバー侮辱罪等々で即刻Blog全体を削除してしまうから我慢しようと思う。