2011年4月23日土曜日

舞妓はん

舞妓さんが無給で働かされているとは知らなかった。あの真っ白い顔は、電気の無い夜に顔が良く見える様にさせる為だったそうで、電気で煌々と照らされた現在の宴会場に、あの真っ白いお化粧は派手過ぎて下品と言うか、慎ましさに欠ける。もう一度電気の無い夜に戻ったら、少しは舞妓さんが風流に上品に見えるのでは無いかと思った。

舞妓さんには給料無し、お小遣い(1カ月1~2万円程度)はお母さんから貰うそうだ。叶明(かのあき)さんも言っているけれど、朝9時起き10時から稽古、3時から準備して6時から宴会で0-1時に仕事が終わり、寝るのは3時くらい、舞の稽古が大変だそうな。その地獄に耐える忍耐力は一体どこから来るのだろうか、高卒は逃げ道になると見られ(from医師のHP)宮川町では通常5年半前後、祇園甲部では7年の義務期間があり、途中で辞めると違約金数百万円を請求されることもあるらしい。年季が残っていれば自前(独立してマンションに住む等)にはなれないとか。売れっ子なら独立すれば費用は自前でもそれなりに儲かるのか、祇園のことを読むと、舞妓さんが芸妓になる際に自前の髪結いから鬘にするのは、毎日客と遊んでも髪型を気にしなくて済むからではないかと思った。

女版相撲部屋と言ったところだろうか、前出の医師のHPにも書かれているけれども、団体行動が苦手とか学校生活程度がきちんと送れない人間が成れる筈が無く、たおやかに見える舞妓さんの強さはただごとでは無いと思った。こんな劣悪な環境で生きられる人ってば不気味なほど強靭っぽく、24時間365日拘束されっ放し脅迫されっ放しみたいで、ひ弱な人間など近付ける場所では無い。
仕込み体験@しげ森リンク集
元舞妓はん2chの体験談・なんとお座敷遊びは一回につき100万円も掛かるらしい。H21年名簿ブログ

日本の風俗産業も凄いけれども、最近は中国でも裏では文革前の中国に戻るかの如く活発に女性が買われ始めているらしい。元々中国人は、日本人以上に激しく遊ぶ。どうでも良いけど、映画「千と千鶴の神隠し」は、小学生の少女が性風俗産業で働かされる話だったそうな。⇒
「今の世界として描くには何がいちばんふさわしいかと言えば、それは風俗産業だと思うんですよ。日本はすべて風俗産業みたいな社会になってるじゃないですか、」とか監督が語っていたらしい。日本社会ってそんなに凄いのか~。
となりのトトロの都市伝説は、紛らわしい名前を付けるから問題になるのだと思わされたり。
話が飛び過ぎたけれども、裏を知ったら恐くて近付けなくなる物が世の中には一杯あるんだと思った。

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