2011年4月20日水曜日

口出し

日経ビジネスONLINEで、記事が現れる前にFlash広告が表示されるのだが、その上に出た名言がこれ。

我々ができることは何か。被災者・被災地域のバックアップです。その時に「ああしよう」「こうすべきだ」などと言ってはいけません。それはおこがましい。横から口を出すのではなく、全力で後押しすることです。

堀場 雅夫 堀場製作所最高顧問



ということで、これが日本の教育の原点なのかな~と思った。幼い頃から盲目的服従を強制され続けていれば、自分で方針を立てなさいとか意見を出しなさいと言われた時に、出来なくなっている。ただひたすら上の指示に従い続ければ良い、雰囲気に合わせていれば良いと言う習慣が、日本自体を貶めている筈なのだけれど。日本で求められることは盲目的服従だけであって、それ以外ではあり得ない。組織内の「盲目的服従精神」と「和」を乱す横からの口出しは「おこがましい」。生意気な口を利くなら辞めて下さい、である。日本で意見したら終わりだから、意見せず順調に上に立った人に意見を求めようとしてはいけないのである。

世界中から日本の盲目的服従精神が絶賛されている最中に、こんな批判を書くのは不謹慎だと思うけれど、今の日本では、口を出したらその瞬間に、組織内での人生が終わりである。死なずに生き続けて来た現在のトップに文句を言うのはそれ自体が間違いですから~~。既に死んでしまった自分に、なんまいだぶホーレンソー。

0 件のコメント:

コメントを投稿