2011年1月22日土曜日

黒社会

先日、市立図書館で『食マフィアの棲む国』を借りて来た。医療・介護・健康にまつわる本が並ぶコーナーで、「『食べてはいけない』加工食品の常識」と言う本と一緒に借りて来た。「食べてはいけない」は、どれかがベストセラーだったらしく、題名に興味をそそられた。「食マフィアの棲む国」は、主婦が読むには政治色が濃くて過激な気もするが、いけないシリーズに加えて読めば食いしん坊には必ずダイエット効果があると思う。何も考えずに食べ物を口に放り込むという愚行が減る筈で。

闇社会を中国語では黑社会と言うらしい。こちらに紹介がある様に、この著者は黒社会を専門に取材しているそうで、ゴーストライターがいるかは知らないけれど、一人でこんなに沢山の調査が可能なのかと驚くほどに、多彩な情報が盛られている。食材についての本だと思ったら闇社会全般について語り続けられていて、話の飛び方も凄まじい。WEB上ではこの人の中国人の犯罪について読むことが出来る。
YouTubeでこの著者の動画を見てみた。


吾妻博勝3

(どうやら1が無いらしい。)吾妻博勝2345 
この人、reechoの父親にちょっとだけ似ている。reechoの父親はこの人より太っていて声が高く、普段からろれつが回らず肝が小さく不甲斐無いので、似ていると言うのはあまりにもおこがましいが。reechoの父親は、中学では校内で一人だけ下駄を履いて登校し、下駄のまま授業を受け、授業中もずっと窓の枠に腰掛けて着席しなかったと言うツッパリだったそうだ。出来の良い兄貴との差でいつもコンプレックスを抱えていてグレたのかも知れないが、親父が歯医者だった為に偏差値の最も低い歯学部に自動的に突っ込まれてしまい、国家試験に何度か落ちつつも、相当にヘボながら今は大人しく歯医者をやっている様だ。
reechoの母と結婚した頃は、自分の母親の髪を掴んで引きずり回す等、結構な暴力を振るっていたらしい。どうやら幼少期の発熱でイカレたらしいけれど、いつも酔っ払っている様にどもって同じ言葉を何度も繰り返し、どこに行っても締まり無くヘロヘロしているので、何かクスリでもやっているんじゃないかと怪しまれることがある筈である。しかし残念ながら、どう調査しても、reechoの父親は警察に連れて行かれる様なことはやっていない。自分の健康にはやたらに神経質で、タバコも吸わないしお酒もあまり飲まないらしい。悪いことと言ったらせいぜい脱税だろうか。調べたい方はご自由にどうぞ、って感じである。今までreechoは知らない人に向かって、自分の父親を皇太子と浅原ショーコを足して2で割った外観だと説明していたが、これからは「吾妻博勝に似ている」で済ませられそうである。言っても誰も知らないから意味無いか。それまでの人物は、足して2で割るには不謹慎過ぎるし、そもそも想像を絶する人物を足すのでは説明にならない。

この「食マフィアの棲む国」も、不謹慎なことばかりをひたすら野蛮に書き立てている感じが否めない。しかし、飄々と恐ろしいことばかりを取材しているらしいこの著者が、何だか父親に似ていると思った瞬間に、ふざけている気がして笑いが止まらなくなってしまった。
reechoの母は、reechoの父親の姉が自殺した1年以内にreechoの父親と結婚している。reechoとしては、喪中なのに喪に服さず結婚したことで出来た忌まわしい子供、と見られるのが嫌である。自分の責任とは無関係に忌ましめられるのは腑に落ちないし、自殺については周りの人間が自動的に忌まわしく思われると言う点で、感覚的に受け入れられない。ちなみにreechoは、悲しむべき時に、頑張ってはしゃぐ性質があるらしい。多分生まれる前からの特徴なのだ。

それにしてもオウムの逃走は凄いね。「食マフィア」にも書かれているけれど、台湾マフィアと手を組んでいるとか。reechoもその気になれば中国奥地で隠れ住めるんじゃないかと思っちゃったけれども、マフィアの手配でも無い限り、日本の警察が直ぐに手を下せるんじゃないかとは思う。
2の動画では、オウムの海外逃亡情報はどこからの情報か?の問いに
「これは言えない。日本の警察でないことは確か。日本の警察だったらね、日本の警察がとっくに所在確かめて良い訳だから。」と言っているが、日本の警察が200万円の賞金を付けて一般市民に探させているところが既に怪しい。一般市民が探し出せない場所にいる情報を握っているからこそ、日本国内のそこかしこにそんな賞金が表示出来るのではないかという気がするし。以前、自衛隊関係者の著作物を読んだら、オウムと警察が裏で繋がっていたという話があって、オウムの内部に警察へ情報提供する人物がいたらしいことが窺われた。警察がオウムの信者を偽ったスパイでも送り込んでいたのかな。

「食マフィアの棲む国」のP.55あたりに、警察に向かって怒鳴ったら、警察から尾行されて厭味を言われたとか言う話があるけれど、警察は普段暴力団関係者を相手にしているから思わず同類になってしまうのか、無意識の内に性質が似て来るらしく、実際に報復行為が好きだね。自分が恐れられていない状態に恐怖する様で、自分たちを恐れさせる努力を怠らない。特に警察に対して生意気な態度を取る人間には厳しく、執拗に徹底的に反省させようと頑張るのである。大人しく従わせることが任務だから、と言うことで、勢い罪の無い人間にもしつこく付きまとって権力を見せつけ、屈服させることが警察の大切な仕事になっている。

世の中には、自分の権力を誇示する為の虐めもあるし、単に不愉快なことを嫌がっているだけのイジメもある。何をイジメと呼ぶのかはその人の勝手だけれど、沖縄の小学校で子供たちに生きたヤギをさばいて見せたところ、子供たちが友達を虐めなくなったという話がある。自分の残虐さが取るに足らないことに見え、生きるために必要な虐め以外がどれだけ無意味なものか悟ったからかも知れない。

人間に、他の動物を殺し捌き食す権利があること自体に驚き、その残虐行為を「気持ちが悪い」と嫌悪することが正当化されない事実を純粋に嘆く子供もいただろう。どんなに弱い人間であっても、他の命を奪うことでしか生命を維持し得ないという事実に恐怖し、自分の生命が他の犠牲の上に成り立っていることに感謝し、人間同士の仲間意識が強まったかも知れない。自らの生命維持の為の残虐性を、実際の生命維持に用いることが出来ずに本能が空回りして、不必要なことに残虐性を示している人がいるかも知れない。それが虐めとは言われないとしても、虐めはある意味で人間の本能である。他の生物を自ら殺せないならば代わりに人を殺そうかと思う程に、本能的で理性の足りない人がひょっとすると存在するかも知れない。先祖代々草食動物と言う人はまだ良いかも知れないけれども、血筋に肉食が多ければ他の動物を目の前で殺すことで本能を満足させられることがあっても無理は無いと思う。「虐めはいけない」と言われただけでは本能が納得しない。実際に人は、様々な動植物を殺さなければ生きられないのであって、その残虐性を許すことが罪だとは、生きている限り誰にも言えないのではないかと思う。ついでに、日本では遺体がバクテリアの餌になることを法律で禁止していて、人間が他の動物に食べられて栄養に成るべきなのに成れないことも、人間の存在自体を不自然にして行く原因になっていると思う。

上の動画にちなんで書くと。
覚醒剤の使用が長い人の場合、快楽を求める姿勢が一般の人と少し異なって来ることがある様に思う。自分の快楽だけを重視し、不愉快なことへの許容力が突然に消える様に見えたり。一種の行動パターンと言うか思考パターンだと思うのだけれど、覚醒剤使用が長ければ長いほど、他人を無視する傾向が強くなると言うか、「自分の感覚がこの世のすべて」みたいな言動が目立って来る様に感じられる。この傾向は、日本人より台湾人の方が強い。お金に若干ゆとりのある単身者等に多く、パーセンテージとしては台湾ではかなり高いんじゃないかと思う。元々アヘン中毒者が多かったという歴史も、麻薬・覚醒剤に対する抵抗感の無さに繋っているかも知れない。中国でも麻薬・覚醒剤が「タバコを買える豊かささえあれば手が出る嗜好品」になりつつあって、経済成長と共に恐ろしさが増していると思う。日本でも犯罪者の多くが覚醒剤使用者と言われているし、覚醒剤が無ければ凶悪犯罪に走る人が減ることは間違い無く、麻薬・覚醒剤の根絶が社会の安定に不可欠であることが、もっと広く知られて良いと思う。
それ自体が犯罪であるにも関わらず、覚醒剤使用者の罪悪感は、ある意味でタバコを吸う人より薄い。タバコは煙で周りの人に迷惑が掛かるのに対して、覚醒剤は即時的には周りの人に何も迷惑が掛からない。タバコの煙は見えたり臭ったりするけれども、覚醒剤は見えないし臭わないので、判り難くて余計に危険である。何かこの人、自分の感情に支配され過ぎている、と感じたら、ひょっとすると覚醒剤あたりを疑って良いかも知れない。死ぬほどみみっちい人や極端に人付き合いの悪い人は、覚醒剤を勧められても断ることが多いんじゃないかとも思うし、中国人女性のアドバイスではないけれど、タバコも買えない超貧乏人だったら、少なくとも金持ちよりは安全かも、と思って見た。今現在は貧乏でも、お金が手に入ったらどうなるか分からないし、人間のコネも計り知れないから油断は禁物だけどねぇ……。

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