2011年3月21日月曜日

安全第一

果たして日本政府に被災者を助ける気があるのか分からないreechoである。放射能漏れによる避難民への補償金額が跳ね上がるから避難宣告区域を狭くしたのではないか、等と下賎な憶測をしてしまい。アメリカだったら80kmの避難宣告が出せるところ、日本は人口密度が高いから30kmに無理やり抑えたとか。日本の体たらくを他国に見られたくないし、他国に格好つけられたく無いから部外者お断りとか、とりあえず自分に都合の悪いことはやらない方針らしい。reecho自身も、自分の都合の悪いことはやりたくないと思う人間なので、その辺りを不必要に憶測してしまうのが我ながら嫌な奴だなぁ、と思う。

2009年時点で国内の商業用原子力発電所54機、随分多いと思うのだが、原子力発電所による発電は、日本の発電量全体の30%程度である。各電力会社の電源別発電割合を見れば、中部電力における原子力発電の割合は高々15%程度で、15%の為にいちいち騒ぐ必要が分からない。日本の発電電力量によれば、半世紀前に比べて軽く5倍以上を発電していることになり、reechoには人間が生きる為にこの電力量がどうしても必要だとは到底考えられない。reechoの考えでは、消費電力量を現在の1/5に減らしても問題無く生き続けられ、豊かさから抜け出せそうもない現在の日本人が、もしも総じて我欲を捨て昭和初期の生活に戻るならば、原子力発電所の脅威に怯える理由は無い。テレビが無い、洗濯機が無い、冷蔵庫が無い、それでも人間は今まで生きて来たのである。原子力発電所が壊れて人類存続の危機等と言ったら、電気に頼らず地道に頑固に生き抜いて来たご先祖様に対する冒涜である。より一層快適な生活をする為・経済成長の為・国際競争で勝つ為に発電量を増やさなければならないならば、今直ぐにでも止めるべきである。

人間以外の動物は、自分が生きる為に最低限必要な資源以外をむさぼり取ったりしない。自然界の秩序を乱したら人間は終わりである。もしも、日本人が伝統としきたりを重んじる非常に大人しい人々であるならば、この日本の伝統と「自然界の掟」に大人しく従うべきである。「自然界の調和」を尊び、例え自分自身に能力があっても決して出過ぎた真似をせず、謙虚に出来ないふりをしながら他の生物と協調することが、日本人の美徳として奨励されなければならないと思う。これが出来なければ、人間の我欲が人間を自滅に追い込むことになりかねない。「出過ぎるな・秩序を乱すな・逆らうな」を、人間に対してではなく自然に対して行うべきで。ちょっと厭味なんだけど。あれ、日本人の特技って空気読むことじゃなかったっけ??みたいな。自然界の空気は読めないの?なんてね。少し出来過ぎて得意になっている人間を虐めて見たくなった、意地の悪いreechoである。

3/23追加→津波が天罰だったら日本列島自体が地震で出来ている訳で、我々は天罰の上で生きている様なものだね、と母と話した。天罰のお陰で日本列島が生まれたのだから天罰を有難く思え、なんて言われても地震は嫌だね、本当に。人間の都合によってどこまで自然を歪めても、人間の思い通りに自然は動いたりしないから怖いんだよね。

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