2010年4月30日金曜日

Innuendo

reechoの母が突然、「QueenのCDが欲しい」と言う。聞きたい時にreechoがパソコン開いていつでも聞かせられるから我慢してと言ったら、自分が聞きたい時にいつでも聞けるとは限らないからどうしてもCDが欲しいと言う。パソコンは基本的に私が独占していて母は操作していない。というか、疲れて出来ないという身体的理由で自分で操作しようとしない。それで。半裸になってシャウトするゲイの何処が良いのか、とreechoが半ば憤慨しながら母が好きな時に好きなだけ聞きたいと言うQueenをYouTubeで検証がてら眺めていたら。「非诚勿扰」の冒頭にどことなく似ているような映像を発見した。"Innuendo"である。大学受験時代にひょっとすると一度くらいは見たことがあったかも知れない英単語でも全く記憶に無く。紛わしでこれまた全く関係無いQueenのボーカル(痩せてた頃)が、大学受験時代にお世話になった静岡市の龍華寺出身で代ゼミ英語講師の小倉先生に似てると思ったり(話がローカル過ぎ汗)。
Weblioによれば「当てこすり,皮肉」の意味で、ラテン語では「うなづいて示す」の意。goo辞書によれば「暗示, ほのめかし, 当てつけ・当てこすり」、被告が説明するのか原告がするのか知らないけど法律用語では「名誉毀損訴訟における真意説明条項」の意味だそうな。多分、「狙った恋の落とし方。」ではInnuendo(風刺)をかなり意識していると思う。内容があてこすりだらけだからである。ついでに花儿乐队の「嘻唰唰」(お酒の席でのジャンケンゲーム:ゲロゲロ吐いてブラシでゴシゴシ洗う意)と当てこすってばかりの大张伟を意識して作ったんじゃないかとも思う。

何となくとしか言いようが無いけれど。
ビビアン・スーを台湾と見て当てつけたならば。「日本といちゃついて孕んじゃった女は要らん。」とか。日本をすっかり忘れさせて無理やり結婚しようとしてるのは大陸なんだけど。「父親のことは触れたくなくて(那个男人我不想提,他都不要肚子里面的babay啦)」と言われても、父親健在のbabyの面倒を見るのは面倒だから嫌だねと。お腹の子の父親が日本だなんて誰も言っていないのだけれど。孕ませた日本が見ると妙に気になってしまったり。(セリフはこちらの9.より)

「Innuendo」は、フレディ・マーキュリーの生前最後に発売されたアルバムで、Amazonの説明によれば「そのヴォーカルにはありったけの感情が込められており、鬼気迫るほど。」だそうな。Queenの場合、鬼気迫るのはずっと以前からだと思うけど。
こちらの翻訳によれば「僕らの人生は、伝統と迷信と、偽りの宗教に捕らわれている。未来永劫、果てしなく」というフレーズがあるらしい。

非誠勿擾は相当「Innuendo」を意識してると思う。

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