2010年10月10日日曜日

検索エラー

中国、「ノーベル平和賞」のネット検索を遮断
2010.10.09 Sat posted at: 09:59 JST

北京(CNN) 2010年のノーベル平和賞の発表に世界中のマスコミが沸く中、受賞した中国人活動家、劉暁波氏の母国である中国の当局は、公の場から劉氏の名前を抹消しようと奔走している。

例えば、中国の検索エンジンで「劉暁波」または「ノーベル平和賞」と入力しリターンキーを押すとエラーメッセージが表示される。

また中国当局は、CNNなどの海外メディアによる劉氏に関する報道も遮断した。そのため、中国の一般市民が劉氏の平和賞受賞のニュースに触れたのは、中国外務省の平和賞に関する短い声明が報じられたときだけだ。同省は声明の中で、ノーベル賞委員会が平和賞の受賞者に服役中の反体制派である劉氏を選んだことについて「平和賞を汚す行為」と批判した。

しかし、中国のニュース視聴者にとって今回のような報道管制は決してめずらしいことではない。中国政府は情報統制の一環として、長年フェースブックやユーチューブなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)や海外ブログサービスを遮断してきた。

また今年はじめには、ネット検閲をめぐり中国政府とグーグルが対立し、グーグルが中国国内の検索トラフィックを香港にリダイレクトする事態に発展した。

中国では世界最大規模の人員を投入して4億人を超えるネットユーザーの行動を監視していると言われる。この大規模なフィルタリングシステムは、不満を抱くネット市民の間で「中国のグレートファイアウォール(防火長城)」と呼ばれている。
(c) 2010 Cable News Network.


らしい。日本でもお上に都合の悪い情報は全て抹消される傾向があって、中国ばかりを責められないとは思う。上下関係と人の和を大切にする几帳面な日本人が、常識外れな人間をイジメ出したらこれまた徹底的で。規格通りでないとOutという徹底した厳格さが、正確&精密な世界一の製品作りに生かされたのだと思うけれど、あいにく人は機械じゃ無いのでね。思い通りに動くとは限らないのですよ。中国は日本に比べるとやたらに乱暴で派手で比較出来ないのだけれど、日本も怖いことでは同じだと思う。しかしながら何でも簡単に消しちゃうんですね中国さん、凄いです。
色々ニュースを拾ってみたところ、発表当日までノーベル平和賞の最有力候補は胡佳()だったらしい。結局受賞したのは獄中の受刑者で。劉暁波氏に対する判決については、引退した中国共産党幹部等が連名で共産党当局に抗議していたらしい。当局に都合の悪い人物は直ぐに軟禁状態になるらしく。劉暁波氏の獄中手記は何やら当局の「やらせ」とも見られる様で、人道的処置を宣伝したい当局に利用されているんじゃないかとか、色々な噂があるらしい。

中国の内部でも相当の軋轢が生じている様で、これを見ると、元総書記の秘書(鲍彤)が、中国政府の価値観は国際社会の価値観と違い過ぎて話に成らないと思わせるだろうけれども、中国は人民の自己責任と努力によって民主化に向かうべきだとか言っている。政府が無責任過ぎて笑ってしまい。それで情報統制しているのだから世話は無く、弾圧しながら人民が自主的に中国を民主化しなければならないとか、人民をおちょくるのもいい加減にして欲しい。徹底的にイジメながら密かに民主化を奨励しているとか言う矛盾を見ると、外側から見る中国はやっぱりごく一部に過ぎないのかなぁ~と思わされる。嘘が上手いのも困りもので、民主化運動に警戒しながら実は共産党内部では確実に民主化に向けて動き出しているのか、いつまで見かけ上の弾圧を続けるつもりなのか、政治改革がどのように表面化し得るのか楽しみではある。

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